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今話題の、「風立ちぬ」です。
http://kazetachinu.jp/

昔からジブリ作品の大ファンです。
ストーリーがおもしろいのはもちろんですが、これでもかというぐらいの映像の美しさや細かさに引き込まれます。顔や服には必ず陰影をつけて立体感を出しているところもすばらしいです。

ジブリ作品とは違って低予算で作られている最近のＴＶアニメの、平板で動きがお粗末な様子に嫌悪感すらいだきますが、まあ、商業的に成り立っているわけで、それはそれでよしとしましょう。

「風立ちぬ」はいわば大人向けのジブリ作品ですね。最初は少し退屈でしたが、ヒロイン「菜穂子」が出で来るあたりからぐっとおもしろくなりました。
それにしても、恋に落ちてからの「菜穂子」は美人過ぎますね。それ故に薄幸感が増幅されます。

この作品で気になったのは、たばこを吸うシーンがやたら多いことです。描かれている時代は喫煙人口も多く「嫌煙権」と言う言葉も存在せず、むしろ喫煙がかっこいいこととされていたので、当時の様子を描こうとすればこうなるのかもしれません。
そういえば自分が若い頃は職場のデスクに灰皿が当然のように置かれ、誰もが仕事をしながらスパスパやっていました。たばこを吸わない自分はつらい思いをしていましたが、我慢するしかない状況でした。今とは隔世の感がありますね。