シミラン・スリン諸島……上陸編② ― 2020年03月02日 17:31
別の日に上陸したのは、「スリン島」。
モーケン族の暮らしの様子を見学に行きました。
モーケン族とは、タイとミャンマーのインド洋沖で船の上で生活している民族。
タイ領内にいたモーケン族は、国籍の取得と引き替えにほぼすべての人が陸に定住しました。
タイ語教育が進められ、現在ではモーケン語を話せない若者や、泳げない子どもたちが増えつつあるそうです。
さて、簡素な船がダイビング船に近づいてきました。
モーケン族の人が迎えに来たのです。
彼らは沖をずっと見ていて、ダイビング船を見付けるとやってきます。
もちろん、この船は有料。彼らの貴重な現金収入になるのですね。
ゆっくりと村に、近づいていきます。
子どもたちは、元気に水遊び。
その横には、観光客を乗せて直接やって来たクルーザー。
私たちが上陸すると、子どもたちが集まってきて、きれいに1列に並びました。
お目当ては、私たちのスタッフが配るお菓子。
子どもたちに渡すために、大量の「うまい棒」を用意していました。
お菓子を配ることで私たちが島に受け入れてもらえる面もあるそうです。
たくさんのアクセサリーを並べて売っていました。
売り子は、すべて女の人か女の子。
男の子は外で遊んでおりたくさん見掛けましたが、大人の男の姿はありませんでした。
村の外に働きに出ているのか、海に出て漁をしているのか、はたまた女性に働かせて自分たちは家の中でのんびりしているのか……。
真相は分かりませんね。
家は、すべて高床式。
パラボラアンテナもあったりして、結構文化的な生活をしているのかな。
この村、1年ほど前に火事になり全焼してしまったそうです。
そのあと、軍が出動してあっという間に再建したとか。
学校もあります。
この日は休みだったようで、生徒はいませんでした。
子どもたちが外にあふれている訳です。
シミラン・スリン諸島……1日のスケジュール ― 2020年03月04日 00:07
1日のスケジュールは、とにかく潜って食べて、潜って食べての繰り返し。
■起床
7:00ブリーフィング
1本目のダイビング
■朝食
10:30ブリーフィング
2本目のダイビング
■昼食
14:00ブリーフィング
3本目のダイビング
■おやつ
16:30ブリーフィング
4本目のダイビング
■夕食
ビールは、1杯80バーツ(約300円)で、自己申告制。飲み放題もあり。
コーヒー、缶ジュース、ヨーグルトなどは、無料。
夕食が終わる頃には、きれいな夕焼けが。
■夕食後は、ログ付け。
ほとんどのダイバーは、ダイビングログを付けています。
ポイント名、潜水開始と終了の時刻、平均や最大の水深、水温、透明度、エアの残量などを記録し、一緒に潜ったガイドのサインをもらいます。
ログ付けが終わったら、飲み足りない人はさらに飲み、おしゃべりをしたい人はおしゃべり。
■そして就寝。
ダイバーにとっては、夢のような1日ですね。
シミラン・スリン諸島……船の紹介 ― 2020年03月06日 00:08
船は、4層になっています。
◆MAIN DECK(1F)
後方は、ダイビングデッキになっています。
ここで機材を装着してエントリーします。
タイ人クルーがエアを充填していました。
普通は1本潜ったら充填済みのタンクに交換しますが、ここでは交換せず直接エアを充填します。
サイドの手すりは、格好の物干し場に。天気が良いのですぐに乾きます。
◆UPPER DECK(2F)
食事をしたり、おしゃべりしたり。気軽にみんなが集まってくる場所です。
前方は、ドライルームになっており、ブリーフィングなどで使います。
◆SUN DECK(3F)
お昼寝に最適ですね。
日陰になっていても船の向きが変わってしっかり日焼けしてしまうこともあります。
美しい朝日や夕焼けを見るにはぴったりの場所。
夜は、満天の星を眺められます。
◆LOWER DECK(B1F)
客室になっています。
すべて2段ベッド。一人参加の場合は、同性の相部屋になります。
図面で見ると、このようになっています。
今回はお値打ちクルーズなので、船に豪華さは皆無です。
でも清掃は行き届いていて、それなりに快適に過ごせました。
シミラン・スリン諸島 ……「コムロイ」 ― 2020年03月08日 01:24
コムロイ(コムローイ)とは、紙製の小さな熱気球。
タイで、年越しやお祭りで盛大に飛ばします。
クルーズ中のちょっとしたイベントとして、私たちは3つ飛ばしました。
まずは、みんなで願い事を書き込み、
チャッカマンで燃料に着火します。
暗くて何をしているのかよく分からないので、ストロボをたいてみました。
火が着いてしばらくしたら、ゆらーり、ゆらーりと、上がっていきました。
これは私が撮った写真ではありませんが、コムロイの構造がよく分かりますね。
コムロイ祭りだと、何百、何千というコムロイが一斉に放たれます。
私はタイで年越しをしたことがありますが、無数のコムロイが音もなく浮かび上がりゆったりと流れていく様子は、とても幻想的でしたね。
一方で、燃料が尽きて落下すれば、ゴミになってしまうのではないか?
環境汚染という点でどうなんだろうかと、つい現実的に考えてしまいました。
もしかして、コムロイは自然に分解する環境に優しい材料でできているのかな?
シミラン・スリン諸島……下船後 ― 2020年03月10日 06:45
出発したタプラム港へ戻ってきました。6日ぶりです。
朝食後、着岸。
タクシーで、ダイビングショップのオフィスへ。
これ、タクシーです。荷台に乗りますね。
しっかりつかまっていないと、道路へ転げ落ちます。
オフィスは、「TSUNAMI MEMORIAL PARK」のすぐ前でした。
2004年のスマトラ沖地震による津波で、この地は多大な被害を被りました。
船が展示してありますが、津波で海岸から約2km離れたここへ運ばれてきたものです。
実は当時、この津波に私は遭遇したのです。
プーケットにダイビングに来ていて、沖でダイビング中に津波が通り過ぎていったようなのです。帰港命令が出たので直ちに港に戻ってみると、船や車がひっくり返っていて大惨事になっていました。
泊まっていたホテルは被災し停電。海岸から400mは立ち入り禁止区域に指定されてしまったため、ホテルのゲストもスタッフも高台のお寺にすでに避難していました。
私はなんとかそのお寺を探し出し、家族と合流できたのでした。
すぐに届いた水や食料などの支援物資で一晩過ごし、翌朝立ち入り禁止が解除されたホテルに戻りました。
停電は続いておりホテルとして機能しないので、荷物をまとめて出国するように言われ、プーケットの空港に向かいました。
空港には、足にギブスをはめて車いすに乗った人、手術着のようなものを着た人、手や足が擦り傷だらけの人などが大勢いて、被害の大きさに改めて気付かされました。
私たちは会議室のようなところに通され、「いま、チャーター機がこちらに向かっている。バンコク行き、クアラルンプール行き、台北行きの3機。どれかに乗ってほしい。」と言われ、バンコク経由で無事日本に帰国できました。
とにかく貴重な経験でしたね。
家族や親戚の6人で行っていて、その日はそれぞれが別の場所にいましたが、誰も怪我をしたり命を落としたりしなかったのは、本当に幸いでした。
話が津波の話にそれてしまいました。
元に戻します。
クルーズのゲストとガイドで打ち上げをしようということになっており、タクシーでイタリアンの店へ向かいました。ランチですね。
船の上ではタイ料理が多かったので、イタリアンということになったのです。
ピザもパスタも本格的で、とてもおいしかったですね。
ランチの後は、カオラックの街をブラブラ。
でも、あまりの暑さに冷房の効いたダイビングショップのオフィスに早々に戻ってきました。
ゲストは日本各地に帰っていくので、フライトはばらばら。
各自のフライトに合わせて空港へ送ってくれました。
さて、会計報告です。
5泊6日、16ダイブ付きのクルーズ料金は、¥155,400
レギュレータなどのレンタル料金とチップで、約¥34,000
中部国際空港とプーケットの往復航空券は、¥71,910
合計、約¥261,310でした。
長々と続いた、シミラン・スリン諸島の報告は、これで終了です。














































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