シミラン・スリン諸島……下船後 ― 2020年03月10日 06:45
出発したタプラム港へ戻ってきました。6日ぶりです。
朝食後、着岸。
タクシーで、ダイビングショップのオフィスへ。
これ、タクシーです。荷台に乗りますね。
しっかりつかまっていないと、道路へ転げ落ちます。
オフィスは、「TSUNAMI MEMORIAL PARK」のすぐ前でした。
2004年のスマトラ沖地震による津波で、この地は多大な被害を被りました。
船が展示してありますが、津波で海岸から約2km離れたここへ運ばれてきたものです。
実は当時、この津波に私は遭遇したのです。
プーケットにダイビングに来ていて、沖でダイビング中に津波が通り過ぎていったようなのです。帰港命令が出たので直ちに港に戻ってみると、船や車がひっくり返っていて大惨事になっていました。
泊まっていたホテルは被災し停電。海岸から400mは立ち入り禁止区域に指定されてしまったため、ホテルのゲストもスタッフも高台のお寺にすでに避難していました。
私はなんとかそのお寺を探し出し、家族と合流できたのでした。
すぐに届いた水や食料などの支援物資で一晩過ごし、翌朝立ち入り禁止が解除されたホテルに戻りました。
停電は続いておりホテルとして機能しないので、荷物をまとめて出国するように言われ、プーケットの空港に向かいました。
空港には、足にギブスをはめて車いすに乗った人、手術着のようなものを着た人、手や足が擦り傷だらけの人などが大勢いて、被害の大きさに改めて気付かされました。
私たちは会議室のようなところに通され、「いま、チャーター機がこちらに向かっている。バンコク行き、クアラルンプール行き、台北行きの3機。どれかに乗ってほしい。」と言われ、バンコク経由で無事日本に帰国できました。
とにかく貴重な経験でしたね。
家族や親戚の6人で行っていて、その日はそれぞれが別の場所にいましたが、誰も怪我をしたり命を落としたりしなかったのは、本当に幸いでした。
話が津波の話にそれてしまいました。
元に戻します。
クルーズのゲストとガイドで打ち上げをしようということになっており、タクシーでイタリアンの店へ向かいました。ランチですね。
船の上ではタイ料理が多かったので、イタリアンということになったのです。
ピザもパスタも本格的で、とてもおいしかったですね。
ランチの後は、カオラックの街をブラブラ。
でも、あまりの暑さに冷房の効いたダイビングショップのオフィスに早々に戻ってきました。
ゲストは日本各地に帰っていくので、フライトはばらばら。
各自のフライトに合わせて空港へ送ってくれました。
さて、会計報告です。
5泊6日、16ダイブ付きのクルーズ料金は、¥155,400
レギュレータなどのレンタル料金とチップで、約¥34,000
中部国際空港とプーケットの往復航空券は、¥71,910
合計、約¥261,310でした。
長々と続いた、シミラン・スリン諸島の報告は、これで終了です。
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